マッサージや整体を受けても『肩こり』がすぐに戻ってしまう理由とは?
どうすれば肩こりを治せるのか良く聞かれますが
結論から言うと、肩こりを解消するためには姿勢も一緒に直していかないとダメです。
『マッサージを受けた直後は楽になるが、すぐに肩こりの辛さが戻ってしまう』
これは、凝り固まった筋肉が一時的に緩んで楽になるだけで、肩こりを誘発する悪い姿勢が改善されてないため、一晩寝るとまた固まって肩こりが出てきます。
『気が張った状態が多く、呼吸が浅くなっている気がする』
『昼は会議、夜は接待や会食で座りっぱなしの事が多くて腰が痛い』
よく耳にするこれらの悩みも、丸くなった背中を伸ばして姿勢を改善する事で症状はかなり変わってきます。
デスクワークが多い&ほとんど歩かない日常生活では、かならず姿勢が崩れてきますが、ほとんどの人が正しい姿勢自体に気付けていない状態です。
なので、まずは自分の理想的な姿勢を覚えこませる事がポイント。
姿勢が崩れてきた時に、自分で「姿勢が悪くなってるな」と気付ける事が重要で、その都度リセットかけられるようにするのが理想です。
肩こりの原因としては、大きく以下の3つが考えらます。
これらの要因がそれぞれつながりあって負のスパイラルに陥るのが典型的な原因だと思います。
●筋肉量が少ない
肩こりの原因の1つ目として、筋肉量が少ないということが挙げられます。
筋肉の過剰な緊張や弛緩状態は血行不足を引き起こすため、筋肉が酸欠状態になり痛みや重だるさを感じやすくなります。
若いうちは筋肉がしっかりしているのでカバーできるのですが、加齢とともに筋肉量が落ちてくると、この痛みや重だるさが顕著に現れてくることになります。
また、猫背の姿勢になると、頭が身体の重心線より前に飛び出す形になってしまいます。
これは、首の両サイドにある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」が、前に出た頭を支えるために常に頑張っている状態です。
猫背の状態が続くと、大胸筋など前面の筋肉は常に縮んだ状態で固まり、反対に背中側の菱形筋などは筋肉が引き伸ばされた状態で筋肉自体が弱ってしまいます。(専門用語で「上位交差症候群」「硬化と弱化」といいます)
猫背の姿勢になると、頭が身体の重心線より前に飛び出す形に。
首の両サイドにある胸鎖乳突筋が前に出た頭を支えるために常に頑張ってしまうことに。
また猫背の状態が続くと、大胸筋など前面の筋肉は常に縮んだ状態で固まり、反対に背中側の菱形筋などは筋肉が引き伸ばされた状態で筋肉自体が弱ってしまう。(専門用語で「上位交叉症候群」「硬化と弱化」といいます)
筋肉の過剰な緊張や弛緩状態は血行不足を引き起こすため、筋肉が酸欠状態になり痛みや重だるさを感じやすくなる。若いうちは筋肉がしっかりしているのでカバーできるが、加齢とともに筋力量が落ちてくると顕著に現れてくることに。
●自律神経の乱れ
肩こりの原因の2つ目は、自律神経の乱れです。
自律神経には、緊張状態の時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」の2つがあります。
交感神経は血管を収縮させる働きがあり、緊張状態が続くと全身の血液循環が悪くなるので、筋肉も凝り固まりやすい状況になってしまいます。
また、首の筋肉の周辺には交感神経のスイッチのような神経節があり、首が凝ることで副交感神経のスイッチが入りにくい状況となりさらに悪循環に陥ることも多いです。
自律神経と呼吸は深い関係があり、呼吸を深くすればリラックスの「副交感神経」モードに入りやすいです。猫背で呼吸が浅い体勢を作り出すと、「交感神経」が優位になる→血行不足になる→首・肩が凝る、の悪循環に陥りやすくなります。
●姿勢の乱れ
肩こりの3つ目の原因は、姿勢の乱れです。
私たちの日常生活では、長時間のデスクワークや車の運転など、基本的には腕を前に出して作業するため猫背になりやすいです。
「猫背」=「身体が丸まる状態」になると、
胸郭(きょうかく)が狭くなる(=肋骨が潰されて広がりにくくなる)ことで呼吸が浅くなる
胸椎(きょうつい)が後ろに凸になる事で頭が前に出てアゴが上がった状態になる(ストレートネックと呼ばれる)
といった弊害が起こります。
立った状態では、私たちは胸を張って姿勢を良くしようとしますが、胸椎(きょうつい)の動きが悪いため、よく動く腰椎(ようつい)の方を動かして胸を張ろうとしてしまいます。
そうすると腰が反りすぎた状態になり、肋骨が上に向いた状態になります。この状態では、胸式呼吸にシフトしやすくなってしまいます。
胸式呼吸は、首から鎖骨についてくる筋肉(胸鎖乳突筋や斜角筋など)を頑張って使う呼吸なので、本当は望ましい呼吸法ではないのです。
肩こりがなかなか改善しない原因としては、3つの原因がそれぞれつながりあって負のスパイラルに陥るのが典型的な原因だと思います。
姿勢の乱れ~運動不足~寝不足、がぐるぐる悪循環で回る感じで、逆にどこかを直せばよい循環に回っていくことにも。
悪い姿勢を直せば深い呼吸が出来るようになり、
深い呼吸が出来るようになれば副交感神経の働きが高まり睡眠の質が上がり、
睡眠の質が上がってぐっすり眠れるようになれば、やる気が起きて身体を動かす意欲も出てくる。
このようなサイクルになれば、健康的な毎日を送れるようになりますね。
アキュリートの肩こり治療は、
①まず背骨にダイレクトに付着するインナーマッスルを鍼で緩めます。
②背中全体の筋膜をマッサージで伸ばして脊椎の動きを良くしていきます。
③最後に肩甲骨や骨盤のストレッチを入れて深い呼吸がしやすい状態に誘導していきます。
背骨のすぐ傍に付着する頚半棘筋や多裂筋、後頭骨に付着する後頭下筋肉などは身体の深い所にあり、マッサージでは指がなかなか届きにくい場所。
特に頚半棘筋は第一頸椎の軸椎に大きな付着部があり、首を後ろに倒す後方伸筋群の中でも頸椎のアライメント保持に重要な役割を果たしていると考えられている筋肉。これら背骨の関節の安定性に関わるローカル筋にアプローチしていかないと、根本改善は難しいと思います。その点、鍼であれば、これら深部の筋肉にダイレクトにアプローチする事が可能に。血流を改善させ凝りを緩める効果が期待できますよ。
(古典で言うと、【華陀夾脊穴】にあたりますかね。)
アキュリートでは【筋肉を緩めて姿勢矯正】【鍼で自律神経を整えて良く寝れるようにする】
この2点に重点に置いて、良い循環に誘導する施術を行っております。
これらの他、自分で出来る肩こり改善方法についてまとめたサイトもぜひ参考にしてみてください。
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着るだけで自律神経を整え自己回復力を高めるウェアが人気の【リカバリー専門ウェア VENEX】
羽生結弦選手も利用するVENEXの公式ショップに掲載していただきました。