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《鍼灸師がおススメする膝のケア》 膝痛改善や予防効果が高い!【鍼治療】+【マッサージ】+【運動療法】

2019.02.05.

こんにちは。アキュリート祐天寺です。
まだまだ寒い日が続きますね。

寒くなると身体が縮こまって固まってしまいますが、
朝起きてベッドから動き出す瞬間に、膝の痛みや重さを感じる人も多いのではないでしょうか?

☆慢性的に膝に違和感がある、こわばってる感じがある

☆階段の上り下りがとにかくツライ

☆椅子から立ち上がる時や動き出しの時に痛みが走る

 

このような膝の痛みや違和感にお悩みの方はぜひ一度、鍼治療をためしてみませんか?

 

加齢とともに膝の関節が変形(変形性膝関節症)する事も原因として考えられますが、いわゆる関節が変形したり骨棘が出来て痛みが出る段階(関節内の異常)でなく、その直前、関節外の筋肉系統のトラブルが痛みの原因となる事も多く見受けられます。ただ、この段階で痛みを放置したり我慢していると関節内の異常に進む可能性も高いので、痛みや違和感を感じたら早めのケアをお勧めします。

 

『国内での変形性膝関節症の患者数に関して、厚生労働省より、自覚症状を有する患者数で約1000万人、予備軍(潜在的な患者数)として約3000万人』と推定したデータもあるようですが、健康寿命を維持するためには、膝をはじめ足腰をしっかり健康に保ちながら毎日動き回る事が大事だと考えます。膝が痛いと外に出る気力も無くなって家に引きこもりがちになり、気分も滅入ってしまいますから、それは一番避けたいところですね。

 

さて、話を鍼治療の話に戻していきましょう。

 

膝の痛みに鍼治療といっても、なかなかイメージしづらいと思います。
なので、どのような治療を当院で行っているか、なるべく分かりやすく説明していきたいと思います。

 

まず前提として、鍼治療の一番の効果は血行を促進する事にあります。
鍼を刺すと、その場所で血管を拡張させる神経伝達物質が放出されることで血管が広がり、血流量が増える事が解明されています。

 

鍼をどこに刺すのかというと、膝の関節内には刺さず、主に筋肉や軟部組織の異常が起こりやすい場所、膝関節の周囲で指で押されて筋肉が固いところ(イタ気持ちいいポイント)に打つ事が多いです。

具体的には大腿四頭筋、腓腹筋、前脛骨筋などで、ツボでいう所の、足三里、陰陵泉、血海、陽陵泉といった所でしょうか。

電気を流すのか聞かれる事も良くありますが、当院では電気(パルス)を流す治療は最初は行いません。
特に初めて鍼治療を受けるような場合、いきなり電気を流すと痛みや不快感を伴う事が多いと考えているので、最初は刺激量に注意しながら置鍼メインで行います。

 

ただし、膝の関節に炎症が起こってる時(急性期)には、患部の積極的な治療は控えた方が良いので、その場合は患部外の治療(ふくらはぎや太もも裏などの筋緊張緩和)と腫れを抑えるために超音波治療などを行います。まずは腫れのコントロールが目的に治療を進めます。まずは病院を受診してドクターの診断を受ける事が第一なので、ご希望の場合は病院への紹介も可能です。

 

 

<膝の鍼治療イメージ>

 

 

 

 

この方は定期的に両ひざの治療を行ってますが、特に右膝の方が痛みや違和感を感じる事が多いケースです。

 

一般的に膝が痛くなる原因として

【加齢や運動不足による膝の筋力低下】

【アライメントの異常(簡単に言うと骨格の歪みやズレ)】

【足首~膝~股関節の運動パターンの乱れ】

と、言われていますが、写真を見てまさにその3点に当てはまる事に気付かれる方もいるかと思います。

膝が痛い人はこのような特徴が見られる事が多くあります。

①左膝に比べて細い(内側広筋の筋萎縮)

②膝が外側に向いている(膝の外反)

③膝が伸びきってない(軽度ですが屈曲拘縮あり)

膝の痛みを改善させる、また変形性膝関節症を予防するためには、これらの要因をそれぞれ改善させる事が施術のポイントとなります。

ここではどのようなコンセプトで施術を行っているか説明していきます。

基本的には、まずは鍼治療で膝周囲の血流を良くした後にマッサージで筋肉の緊張を緩め、お皿(膝蓋骨)の動きを良くするモビリゼーションや下肢のアライメント矯正、運動療法とストレッチなどが中心となる事が多いです。

①左膝に比べて細い(内側広筋の筋萎縮)

とにかく運動指導が重要となります。

膝を伸ばしきる内側広筋を鍛える事が大事なのですが、その上で骨盤や股関節、足関節のアライメントを矯正してから行う事がポイントです。

そうすることで膝が伸ばしやすく筋トレ効果が出やすくなります。

ベッドに寝ると、足が開いてつま先が外を向く形になる人が多いと思いますが、その癖がついた状態だと膝を伸ばしきる事自体がしにくくなります。

足首を背屈(つま先を頭の方に持ち上げる)させる向きが膝のお皿となるべく真っすぐになるイメージで膝を伸ばす(代表的なエクササイズだと膝下に枕など入れて押し潰す動作)ようにしないと、思った程の効果が出ないことも多いです。

そのためには、骨盤のアライメントを矯正する事も必要になります。

股関節を曲げる腸腰筋や大腿筋膜張筋など、股関節屈筋群の緊張をマッサージで緩めながら骨盤を正常の位置に戻していくイメージですね。
ベッドに寝ている状態だと骨盤後傾&股関節外旋になりやすいので、股関節をニュートラルにして骨盤を真っすぐ立ち上げる形に矯正していきます。

 

②膝が外側に向いている(膝の外反)

太ももの外側(腸脛靭帯)や膝のお皿の外側(外側膝蓋支帯)などの緊張が強いケースがほとんどです。
膝の関節周囲の筋肉や筋膜など軟部組織が、外旋ずれのベクトルにより膝の後ろ側に落ちやすいので、腓骨を上に持ち上げる(外旋ずれの矯正)などのモビリゼーションも効果的だったりします。

とにかく太ももの外側が固く張っているので、この筋緊張をマッサージで緩めて上げることが重要です。お尻の外側から膝の外側にかけて走行する腸脛靭帯で圧迫の痛みを非常に感じやすい部分なので、マッサージの強さがポイントになります。

 

③膝が伸びきってない(軽度ですが屈曲拘縮あり)

様々な原因が影響しますが、一番は①の内側広筋筋委縮により膝を伸ばしきる機能が落ちている事が考えられます。

それ以外では膝の関節内で炎症を起こしている場合、関節内が腫れる事で屈曲拘縮がでる場合もあります。
ほとんどがアライメント異常によるものと考えられ、特に足関節のアライメント矯正(距骨の動きの正常化&背屈誘導)と膝のお皿(膝蓋骨)の動きを改善させる事が重要となります。
実は膝のお皿は関節の動きを良くするのにともて重要なパーツであり、お皿がスムーズに動かないと膝の曲げ伸ばし時に違和感や痛みが出やすくなります。

 

特に①の筋力低下を改善させる事が最も重要で、膝を伸ばしきる筋肉が低下することで常時膝が曲がった状態で関節に余計なストレスをかける事につながります。

また、歩く時も膝がしっかり伸びるかどうかは重要なポイントで、膝が伸びきらない状態だと膝の関節を固定する働きが弱くなり、関節が不安定な状態で歩くことで更に痛みが増すことにもつながります。更に専門的に言えば、歩行も正しくない歩き方になります。

正しい歩き方は、
◎膝が伸びた状態でつま先が上向いた状態で踵から地面に接地

◎足裏の外側から中央~土踏まずを体重が通過するイメージで重心移動

◎足の指(つま先)でしっかり地面を蹴りだして前進

という流れになるのですが、膝が痛くなる人は歩行のリズムが崩れて、

△膝が曲がった状態で足裏全体でペタッと着地

△体重移動の推進力がかからず歩幅が短くなる

△足の指(つま先)で蹴りだせず足裏全体を持ち上げながら歩く

このような形になる事が多いです。

正しい歩き方が出来ればそれだけで必要な筋力も備わってくるところが、間違った使い方をすると本来使われるべきはずの筋肉が使われず衰えていく事になるので、根本改善を図るためには、正しい歩行の仕方を身につける、自分の足にあった靴を選ぶ事も必要になってきますね。

 

 

アキュリートでは自宅で出来る運動メニューや正しい歩き方の指導まで行い、定期的なフォローまで行っております。

膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
(文字ばかりで分かりづらいですが、実際の施術イメージやトレーニングエクササイズの例など、追って画像を追加していきたいと思います)

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