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鍼灸師が教える《冷え性に効く!》漢方とツボ

2019.01.04.

【冷え性にお悩みの方へ】

特に女性の方は冷え性の悩みは多いと思いますが、漢方と鍼治療で改善が期待できるケースも多いので試してみませんか?

漢方では冷え性のタイプを大きく2つに分けて考えます。

①身体の熱を作り出せない【気虚・血虚タイプ】
→気や血が不足しているため身体を温める事が出来ないタイプ。

②巡りが悪く全身へ熱が行き届かない【気滞・瘀血タイプ】
→気や血の巡りが滞るために身体中に熱が巡らないタイプ。

タイプによって治療の考え方も変わってくるのが漢方&東洋医学の特徴でもありますね。

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①身体の熱を作り出せない【気虚・血虚タイプ】 の代表的な症状 。
・頭がぼーっとする
・目がかすむ
・顔色が悪い
・足腰が冷える
・胃腸が弱い
など、痩せて体力のない様子、虚証特有の症状が目立つ。

★『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』は、冷えを伴う婦人科系の様々な症状を改善する場合に使用されることが多いです。血の不足を補う&巡りを良くして身体を温める効果が期待できますよ。

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②巡りが悪く全身へ熱が行き届かない【気滞・瘀血タイプ】の代表的な症状
・頭痛や頭重感
・肩こり
・のぼせ
・生理痛
など、慢性的なストレスで気が頭の方へ逆上する気逆の症状も当てはまる事が多いです。

★『桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』は、駆瘀血剤の代表的なもので、気血の巡りを良くする=いわゆる血行不良や循環障害からくる瘀血症状に使われる事が多いです。
「のぼせやすいが末端が冷える」、「頭痛や肩こり」などにも効果が高いとされています。

★『加味逍遥散(かみしょうようさん』は症状がコロコロ変わるタイプに効果を発揮。
「逍遥=気ままな散歩」という名前の通り、気逆や気うつなど気分の落ち込みが大きい場合や心身の不調に使われることも多いです。

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冷え性の改善には自律神経の働きを整えることも大事!

自律神経がが乱れ、交感神経が働きっぱなしになると身体の末端まで血流が行き届かなくなるので、自律神経のバランスは冷え性改善には重要なポイントです。

鍼治療を行うと、鍼を刺入したところの血管が拡張することで血流が良くなります。
特に足先の『太衝』、内くるぶしの下『太谿』といったツボは元気を補う代表的なツボで、これらのツボに鍼を刺して10分ほど置いておくと足先までポカポカになってきますよ!鍼治療は自律神経の乱れを整える働きと血行促進のダブルの効果が認められているのでおススメです。

『冷えは万病のもと』

東洋医学では、気血の巡りを良くすることが健康の秘訣と考えるため、気血の巡りが悪くなって起こる冷え性は早めの対策しましょう。

※漢方薬は一般の薬局で購入可能ですが、より症状に合った種類を選択するためにも薬剤師さんと相談して選択するのが良いですね。

1年の始め、今年は冷えに悩まされないよう体質改善を目指してみてはどうでしょうか♫

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