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デスクワークやスマホ疲れに多い頭痛【後頭神経痛】

2018.03.08.

今日はあいにくの天気ですね。

一気に気温が冷え込み冬に逆戻りした感じですが、来週からまた暖かくなるようです。
寒暖差で体調崩される方が目立つので、体調管理にご注意ください。

今日は、デスクワークやスマホ疲れの現代人に多い頭痛【後頭神経痛】についてブログ書いていきたいと思います。

まずどのような頭痛が起こるか、そこから説明していきます。
以下は、頭痛で来院されたお客様がよく説明される症状を書き出してみました。

●後頭部が締め付けられる感じで痛い
●後頭部から首の付け根にかけて重だるい
●耳のまわりがきしむ感じがする
●目の奥や眉毛の奥がうずく感じがする
●こまかみ辺りが締め付けられて痛み
●頭全体がピリピリ痛い

などなど。これらは問診した時に本当によく聞く内容のものです。
それぞれ症状の感じ方は個人差があると思いますが、いわゆる筋肉の緊張からくる頭痛で代表的な症状となります。

これらの頭痛が起こる原因として考えられるのが、【後頭下筋群】と呼ばれる後頭部と首の付け根部分をつなぐ筋肉の緊張です。

下の2つのイラストを見てください。
1枚は後ろ側から見た図、もう一枚は横から見た図ですね。

イラストの通り、後頭下筋群は4つの筋肉をまとめて呼んでます。

①大後頭直筋
②小後頭直筋
③上頭斜筋
④下頭斜筋

ちょうど④下頭斜筋を境に上下に隙間があり、そこから神経や太い動脈が出てきます(境目上のスペースからは椎骨動脈や後頭下神経、境目下のスペースからは大後頭神経)。

また、後頭下筋群は深層部の筋肉で、その上には頭半棘筋、頭板状筋、そして一番表層に僧帽筋といったアウターマッスルに覆われてきます。

これらの筋肉が緊張して、その間を走る血管や神経を締め付けることで、色々な症状が出てくるというわけなんです。
特に現代では、長時間PC作業をしたり、スマホを操作することで、猫背になってアゴが上に上がって不良姿勢になっている人が多いです。

2枚目のイラストにも書いてあるとおり、アゴが上に上がる事で、後頭部と頚椎が近づきますよね。
その結果、頚椎にダイレクトに付着する後頭下筋群は常に収縮した状態になり、筋肉がコリ固まります。やはり普段からの姿勢が重要になってくるわけなんです。

※姿勢不良が様々な不調を起こす原因について書いたブログも参考にしてください。
『姿勢不良が引き起こす!?なかなか改善しない肩コリ、腰痛、慢性疲労の根本原因は?』

また、頭痛の症状意外にも、耳鳴りがする、目の奥が痛い、眉間がピクピク動く、眉毛の奥がうずく、といった症状も、神経が圧迫されて神経痛が出やすくなります。
イラストの3・4枚目は、原因となる大後頭神経の走行を表しましたが、額の方に向かっていくと、今度は三叉神経の第一枝とリンクしてきます。

目の奥が痛い、眉間がピクピク動く、眉毛の奥がうずく、といった症状はこれが原因となってくるので、つらい目の症状がなかなか改善しなければ首コリ肩コリも疑ってみてください。

以上が、デスクワークやスマホ疲れに多い頭痛【後頭神経痛】、についての説明となりますが、

なかなか肩こりや首こりが改善しない、頭痛がすっきり治らない、マッサージや整体に行っても効果は一瞬だけ、といった悩みがあれば、それは表面的な部分にしかアプローチ出来てないのかもしれません。

頭痛や首・肩のコリが起こる原因は、長時間の同じ姿勢、また姿勢不良によって筋肉がずっと収縮した状態になり血行不良に陥る事です。

その結果、筋肉は血行不良で酸欠状態でカチカチに固まってしまい、太い動脈や神経を圧迫していきます。上記で言えば、椎骨動脈や大後頭神経ですね。

ここにアプローチしていかないと、症状はなかなか改善していかないと思います。
表層部の僧帽筋や板状筋あたりも凝ってはいるので、この筋肉をマッサージされるだけでも気持ち良いのですが、根本の改善にはなりません。

ただ、上記でも説明した通り、原因となる後頭下筋群は深層部の筋肉になるので、マッサージではなかなか届きにくい場所でもあります。
なので、まず鍼治療で深部の筋肉を緩めたあとに、表層部の筋肉全体をマッサージで緩めていくのが理想的です。

鍼治療というと、ちょっと怖い、というイメージを持たれる方も多いと思いますが、なかなか改善しない首肩コリや頭痛にお悩みの方は、試してみる価値はあると思いますので、ご興味がある方は気軽にご相談ください。

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