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姿勢不良が引き起こす!?なかなか改善しない肩コリ、腰痛、慢性疲労の根本原因は?

2018.02.28.

こんにちは。

アキュリート祐天寺 院長の大浦です。いよいよ2月も終わり、春が近づいてきましたね。
気づけばブログ更新が止まっていたので・・・さぼらずにしっかり更新していきたいと思います。

さて、今日は『姿勢』について記事を書いてみようと思います。

タイトルの通り、

なかなか改善しない肩コリ、腰痛、慢性疲労の根本原因は姿勢不良から起こる

事がほとんどです。

その他の代表的な症状としては

・不眠
・目の奥が痛む
・自律神経のバランス異常
・坐骨神経痛
・腕や手先の痺れ・神経痛(胸郭出口症候群)
・五十肩
・冷え性

などが挙げられますが、これらも姿勢を矯正することで根本的に改善する事が期待できます。

また、

✩マッサージや整体に行っても、その時は軽くなるけども、1~2日経つとすぐに戻ってしまう。
✩長い間、肩こりや腰痛に悩んでいて、根本治療してくれる治療院を探している。

このような悩みをお持ちの方はぜひ読みすすめてもらえればと思います。

アキュリートでは、ただ心地よいだけのリラクゼーション施術でなく、もともと備わっている自己治癒力を高めて身体の調子を取り戻す根本治療に取り組んでいますが、その中でも『姿勢の改善』と『呼吸機能の再教育』が根本治療において重要だと考えています。←具体的には後半部分で説明していきますね。

さて、『姿勢』について話を戻していきます。

結論から言うと、現代のライフスタイルでは、ほとんどの人が姿勢が崩れています。

その原因を端的に言うと、

(1)パソコン

(2)スマホ

この2つが2大原因です。

イラストを見て気づくと思いますが、パソコンとスマホで共通するのは【背中が曲がっている=猫背姿勢】になるという事。
まあ、このあたりは何となく気付いてるいる事かと思いますが。

通勤途中は電車の中で立ちっぱなしでうつむいてスマホを見て、オフィスではデスクワークで座りっぱなしでPC画面を見上げる。

まさに、このようなイラストの状態で一日を過ごしていれば、必ず姿勢が崩れます。

そして崩れた姿勢が根本原因となって、肩こりや腰痛、頭痛、不眠や慢性疲労など、様々な不調が出てくると思ってください。

以下の図は、悪い姿勢の代表例ですが、
自分の普段の姿勢を思い浮かべながら、身体の状態(見た目)も併せて見比べてみてください。

特に多いのが、②骨盤前傾タイプ と ③骨盤後傾タイプになるかと思います。

どちらも共通しているのが背中が丸い猫背姿勢で、それに付随して頭が前方に出てアゴが上に上がってしまう点です。

それ以外の特徴として代表的なのは、②骨盤前傾タイプでは腰が反りすぎて腰痛が出やすい点、③骨盤後傾タイプでは下腹がぽっこり出やすい点、④平背タイプではお尻のボリュームがなく全体的にメリハリのない体型、などが挙げられますね。

姿勢が崩れるだけで、外見や見た目もかなり変わってくる事を頭に入れておいてください。若さを保つには姿勢から見直さなければダメですよ。
特に女性は、正しい姿勢を作るだけで、お腹が凹む、バストアップやヒップアップ、などの効果が出てきますので。

さて、ここからが本題です。

この②~④のどのタイプでも共通してくるのですが、姿勢不良がどのように身体の不調に関わってくるのか説明していきたいと思います。

ここでキーワードになるのが

✩後頭骨
✩胸椎
✩骨盤

の3つの領域。
この領域にそれぞれ異常が起こる事で、肩こりや頭痛、腰痛、不眠、自律神経のバランス異常、坐骨神経痛などの症状が出やすくなります。

この3つの領域に異常を起こす最たる原因が姿勢不良という事でもあります。

ここにしっかりアプローチする事で姿勢が矯正しやすくなりますし、逆に言えば、この全ての部分に的確にアプローチしなければ、骨盤矯正などパーツ単体をどれだけやっても改善は難しいと思います。
アキュリートでは、この3つの領域へのアプローチを重視しており、後頭骨~胸椎~骨盤、全ての領域をしっかり整えることが根本治療において重要と考えています。

それでは、代表的な崩れ姿勢である=(1)のデスクワーク姿勢のイラストで説明していきます。

デスクワークをしていると、この形になる人が多いのではないでしょうか。

解剖学的に言うと、以下が典型的な事象です。

Ⅰ:骨盤後傾→腰筋の短縮
Ⅱ:胸椎過後弯→肩甲骨外転と胸筋短縮
Ⅲ:頚椎伸展→頸部伸筋群の短縮
Ⅳ:頭部前方位→胸鎖乳突筋や斜角筋へのストレス増

さらに分かりやすく説明すると、猫背によって身体にかかるストレスは大きく4つあると思ってください。

Ⅰ:骨盤周辺
座りっぱなしにより、腸腰筋や大腰筋など腰筋群が縮んでコリ固まってしまう。

Ⅱ:胸椎周辺
背中が丸くなる事で大胸筋や小胸筋など胸筋群が縮んでコリ固まってしまう。

Ⅲ:頚椎周辺~後頭骨
頚椎が伸びて後頭部あたりの筋肉(特に後頭下筋群)が縮んでコリ固まってしまう。
首コリや頭痛の原因として多いのが、この後頭下筋群の緊張からくるもので、大後頭神経の圧迫によって頭痛や目の奥の痛みが起こります。

Ⅳ:頭部が前に突き出る
背中が丸くなると目線が下がってしまうため、そうならないよう代償して顎を上げて頭を前に出す動きが起こります。これが胸鎖乳突筋や斜角筋のストレスを増大させ、肩こりや側頭部~コメカミ付近の頭痛の原因になります。
そして、アゴが常に上に突き上がってしまうため、首やアゴを引く筋肉(頚部屈筋群)が弱くなります。これがアゴのたるみの大きな原因にもなります。

また、全てに共通してくるのが、上のⅠ~Ⅳの状態を作り出す事で、横隔膜の機能が衰えてしまうのも重要なポイントです。
(最近はアナトミーラインという筋膜上の繋がりも話題になってますが、大腰筋から頚部屈筋群に関わるライン、まさにディープフロントラインに相当するところですね。)

横隔膜と言われてもピンと来ないと思いますが、呼吸機能や姿勢を維持する上で非常に重要な役割を持ってます。
例えば、横隔膜がしっかり機能することでお腹の内部から腰椎を固定できるため、腰が反りすぎるのを防ぐ作用があり腰痛予防になります。
また、横隔膜を使った呼吸ができるようになれば、胸郭を上に引き上げて行う努力呼吸が抑制され、必要以上に前頚部の筋肉を酷使しなくて済み、肩こりや首こりの予防になります。

なかなかイメージしづらいと思いますが、横隔膜の機能を高める事で色々な事が変わってくる、という事をひとまず頭の片隅に入れておいてください。

ブログの最初の方でも書いた根本治療に重要なポイント、『姿勢の改善』と『呼吸機能の再教育』は正にこの横隔膜の機能に関係してきますが、現代のライフスタイルでは横隔膜が慢性的に緊張して機能が低下している事が多いです。

横隔膜が緊張する、固まる理由は大きく以下の3つ。
1)猫背姿勢
2)運動不足
3)緊張状態が続く事で浅い呼吸が慢性的に続く

ほとんどの人が当てはまるのではないでしょうか。

横隔膜が慢性的に緊張して固まると、脊椎のハイポモビリティ(可動性の低下)と胸椎の後弯にかなり影響していきます。
さらに、横隔膜の機能が低下すると、腰椎をお腹の内部から支える機能が低下して腰痛も出やすい

つまり、上の3つの原因から、姿勢が悪くなる→横隔膜の機能低下→脊椎のハイポモビリティ+胸椎の後弯(猫背)→姿勢が悪くなる→・・・と、負のサイクルにはまっていきます。
クイックマッサージや整体で肩や首・腰だけにいくらアプローチしても効果が長続きしない、すぐに痛みが戻ってしまう原因の一つは、正にこの横隔膜にアプローチ出来てないからです。

一時的にコリ固まった筋肉が緩んで楽になっても、また普段の生活で悪い姿勢のサイクルに入ってしまえばすぐに戻ってしまいますね。

もう1つ重要なポイントは、崩れた姿勢でいると、【コリ固まった筋肉】と【弱くなった筋肉】の2種類が出てくるという事です。
これが、なかなか根本改善しない原因であり、コリ固まった筋肉だけマッサージしても、効果は長続きせず、すぐに症状が戻ってしまう大きな原因でもあります。

では、どうすれば効果が持続して、最終的に根本改善まで進めていけるのか?

一度コリ固まってしまった筋肉は、鍼やマッサージで血行を促進させて緩めてあげる事が効果的です。
また、ストレス過多で精神的に緊張状態にいる場合も多いので、心地よい・気持ち良い感覚はリラクセーション効果を高めストレス発散にも繋がります。

ただ、そこで終わらずに身体の緊張が解けた状態で、姿勢や呼吸の再教育と弱くなった筋肉への機能促通を図る事が重要となります。

※姿勢や呼吸の再教育という点、もう少し具体的に説明するとこのようなケース。
自分では姿勢よく胸を張って背筋を伸ばしているつもりが、腰を反りすぎて代償しているケースが治療でよく見られます。これでは胸郭を必要以上に前に突き出してしまい、逆に胸で頑張って呼吸する胸式呼吸を誘発するような形にもなりかねません。下の図では右側のようなイメージ。若いうちはこの姿勢でも問題ないかもですが、年取ってくると必ず腰痛が出てくると思われます。。。このような部分を再教育して気付かせてあげる事が根本治療の第一歩となります。

また、弱くなった筋肉へのアプローチ&機能促通に関しですが、ここはアキュリートの得意とするところでもあります。

鍼・マッサージ治療と並行してスポーツ現場でのトレーナー活動(現在は高校アメフト部のトレーナー活動をメインに行なっております)も行なっており、怪我して衰えてしまった関節や筋肉に対して、機能を回復させるリハビリや運動指導の経験を施術にも活用して取り入れてます。

リハビリや運動指導と言うと、ちょっとキツイ事をやらされそうで怖いなぁ、と思うかもしれませんが、そこはご心配なく。
呼吸法やストレッチが中心で、あとは弱くなって使いにくくなった筋肉に少し力を入れさせて筋肉の使い方を思い出させるくらいような、楽に心地よく受けてもらえるものだとイメージしてもらえればと思います。

以上、だいぶ長々と書いてしまいましたが、

アキュリートの施術は、鍼・マッサージ・ストレッチや運動指導など、全ての要素を一回の施術の中に組み入れてるのが特徴です。

繰り返しになりますが、『姿勢の改善』と『呼吸機能の再教育』による根本治療を目的とし、自分自身でも身体の状態を気付けるように出来る事をゴールに設定しています。

そうする事で、自分自身の健康状態にさらに鋭く注意を向ける事になり、東洋医学でいうところの「未病」(=自覚症状はあるが検査では異常がない状態or自覚症状はないが検査では異常値がある状態)の状態にすばやく対処して、重症化させない事につながっていくと私は考えます。

・肩こり
・首こり
・腰痛
・不眠
・目の奥が痛む
・自律神経のバランス異常
・坐骨神経痛
・腕や手先の痺れ・神経痛(胸郭出口症候群)
・五十肩
・冷え性

何かしら気になる自覚症状がある方、姿勢や猫背を改善したい方、健康維持・増進を目的としたケアをご希望の方、ぜひお気軽にご相談ください。

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