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坐骨神経痛

2016.11.30.

坐骨神経痛とは、背骨(脊髄)から出て腰から足にかけて枝分かれしている坐骨神経が、
さまざまな要因によって圧迫・刺激されることで痛みや痺れといった症状が現れることを指します。

◆原因

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが神経痛を引き起こす原因として挙げられます。

椎間板ヘルニアは椎間板から脱出した髄核が脊髄神経を圧迫することにより、脊柱管狭窄症は脊髄神経が通るスペース(背骨の隙間)が加齢によって狭くなり、
背骨の中を走る脊髄神経を圧迫することで下半身に痛みやしびれを誘発します。また、また脊柱管狭窄症は間欠性跛行という歩行障害を伴う事も多く見られます。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は背骨の中を走る脊髄神経を直接圧迫する事で神経障害が起こり、それ以外としては、背骨(脊髄)から出た坐骨神経が
筋肉の緊張などによって締め付けられるために症状が出るケース(絞扼性神経障害/梨状筋症候群など)もあります。

坐骨神経の代表的な症状としては、お尻や太もも、ふくらはぎ等、下半身の鋭い痛みやしびれ、冷感や締め付け感などが挙げられます。
◆医療機関での治療ガイドライン

治療方法に関しては、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった原因疾患に関わらず、まずは疼痛コントロールを目標にします。

NSAIDS(ロキソニンなど)や神経障害性治療薬(プレガバリン/リリカなど)での薬物療法に加え、
マッサージや温熱治療などで固まった筋肉を緩めて関節可動域を改善させ血行促進する事で痛みの原因となる物質の除去を促します。

特に大殿筋や中殿筋、梨状筋といったお尻周りの筋肉、太ももの後面(ハムストリング)や側面(腸脛靭帯)の緊張が痛みを増強させるケースが多いので、
これらの筋肉に鍼やマッサージでアプローチして緊張を緩める事で痛みの改善が見られることが多くあります。
◆当院での治療

基本的には患部周辺や特に痺れや痛みといった症状の強い所に鍼・マッサージ治療および超音波治療+運動療法を組み合わせて、痛みのコントロールを行います。

1)脊柱起立筋・大殿筋・中殿筋・ハムストリングの筋緊張が強い場合
特に腰椎や骨盤周辺の筋機能および筋拘縮改善を目的に上記の筋肉に対して鍼パルス治療を行います。

なかなか1回の治療で劇的に改善する事は難しいですが、まずは疼痛のコントロールをしながら、可能な範囲で腰椎や骨盤を動かして可動域を維持していく事が重要です。
継続して治療を行う事で徐々に効果が表れてきます。
◎鍼による効果

・刺鍼局所の血液循環が改善
鍼を体内に刺す事で局所的に「軸索反射」という反応が起こると言われています。
鍼刺激によりCGRP(カルシトニン関連ペプチド)やサブスタンスPといった神経伝達物質が放出され、毛細血管を拡張させることで血行改善が図られます。
血流が良くなり新陳代謝が上がる事で、組織に溜まった老廃物の除去やリンパ管の流れがスムーズになりむくみを改善します。

◎マッサージによる効果

・揉捏法(おす、こねる、つまむ等)や振せん法といったマッサージ手技を駆使して筋肉に様々な刺激を与える事で、血流改善を促します。
特に筋肉を揺らしたり振動を与えてほぐしていく振せん法は、抹消から中心にむけた静脈血の還流を促進させる効果が期待できます。

◎超音波治療器による効果

超音波治療器の仕組みは、電磁エネルギーをプローブと呼ばれる治療器の先端部から超音波に変換し、体内部で照射される際に生じる熱が疾患部を立体的に温め、
疾患部の疼痛を和らげる効果が認められています。
超音波治療の主な生理的作用としては、以下の2つが挙げられます。
1,温熱効果
2,非熱効果(機械的効果)
1,温熱効果は主に、
組織の伸展性および関節可動域の増大、拘縮の改善、血流改善し疼痛緩和、などの効果が挙げられます。

2,非熱効果(機械的効果)とは、超音波の振動を連続で与えて熱を発生させる温熱効果と違い、振動を断続的に起こすことで熱の発生を抑え、
主に超音波の振動エネルギーを与える事で細胞を活性化し、組織の修復を促進する効果が挙げられます。
特に捻挫や打撲などの怪我における急性期の炎症・腫れ(浮腫)を軽減し、回復を早める効果が期待できます。
実際の使用例としては、肩こりや腰痛など慢性的な筋疲労・筋緊張が原因のものには温熱効果で筋緊張を緩める事を目的に、
また捻挫など怪我をした直後で腫れが酷い場合などは非熱効果で腫れを軽減させ組織修復を促す事を目的に治療に活用しております。

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